CJ4A ミラージュ ダートトライアルやラリーのような未舗装路を走行するとリアキャリパーとホイールの間に石が嚙んでしまい、キャリパーのスライドピンのブーツがすぐに破れてしまったり酷い時にはホイールも割れてしまったりします。
今回はブレーキのメンテナンスを含めた石噛みガードの製作も行いました。
色々な方からアドバイスを頂いたりしたので、まずは構想を練ります。
取付け角度や取付け位置がある程度決まったら型紙で形を作ってみます。
何度か作り直して形が決まりました。


この形を元に3mmの鉄板を切ったり折り曲げたりして取付けステーを作ります。
次にステーに取り付けするフラップを作ります。
同じく型紙である程度の形を決めます。

ステーを車両に装着してフラップを取付けします。
2枚重ねです。

仕上げにホイールとフラップが干渉する部分を少しずつ削っていきます。
ホイールとフラップの隙間が少ないほうが効果が高いようです。

ホイールとのクリアランスは極力少なくしたので効果が期待できそうです。
丸で囲んである部分はブレーキのバックプレートの裏を通ってキャリパーに向かって飛んで行く石を防ぐ為に少し大きくしてみました。
取付け角度はホイールに対して40度なのでホイールが回転すると積極的に飛び石やホイールに付着した石などを車両内側後方に向かってしっかりと排出してくれます。
という思いで作ってみました。
後は実戦でうまくいけばうれしいです。
10月28 29日の2017JMRC西日本ダートフェスティバルにて結果が分かります。
今回も作業のご依頼ありがとうございました。