R31スカイライン作業の続きです。
一通りの作業が完了し、ダイナパックセッティングです。
まずは低負荷域からチューニングしていきます。
ある程度マップが出来上がってきたところで今度は負荷をかけていきます。
ところが過給がまったくかかりません。ブースト計の針がきっちりゼロの位置でとまります。
このタイミングで・・・ タービン終了です。
交換ついでに中古のECR33用の純正タービンを流用しました。
R31のタービンとECR33のタービンはウォーターラインのバンジョーボルトのサイズが違っていました。
購入した中古タービンにはウォーターパイプが付いていなかったため早速注文する事に・・・
生産終了していました。
仕方がないので社外品のメッシュホースのタイプで接続する事になりました。
今度こそといざセッティング開始です。
今回の作業依頼は車両を動かせるようにする事が目的だったためブーストコントローラーは無しで作業を始めました。
とりあえずどのくらい過給がかかるのかチェックすると0.3Kしかかかりませんでした。
このままでは面白くないので急遽簡易的にコントローラーを取り付ける事になりました。
旧タイプのEVCのEASYなので取り付けも調整も簡単に行えます。
過給圧を上げるためボリュームをどんどんひねっていきます。
右側に目いっぱいまで回しましたが結局0.4K止まり。
どこかの圧力漏れが発生したのかと疑い、各パイピングの圧力チェック。
問題なし。
結局アクチュエーターをECR33用からR31用に変更。
この作業でやっとブーストコントローラー無しで過給圧0.6まで上がってくれました。
その後は特に問題なくセッティングは完了しました。
R31スカイライン、やっとの事で復活です。
今回の変更箇所です。


これでV-Pro制御が可能になりました。
今回取り外された部品たちです。
大変お待たせいたしましたがこれで作業完了です。
ありがとうございました。