R31 スカイラインセッティング完了。
R31 スカイライン修理完了です。
エンジン絶不調のため入庫された車両でした。
明らかな不調だったためすぐに判断できると思っていました。
各部を点検していく過程で、まず苦戦したのが当時の修理書が入手出来なかった事からはじまりました。
明らかだったのはエアフロの電圧が高かった事でしたが、意図的に電圧を下げてやるともっとエンジン不調が悪化しました。アイドリング状態でマフラーから黒煙が出ているほうがエンジンが安定するなんて症状は初めてでした。
その後、バルブタイミング、点火信号、各センサーの入力電圧やハーネス、燃圧等色々と確認してみたのですが特に問題ありませんでした。
残る箇所はECUしか疑われませんが、さすがに取り付けしてみるECUもありませんでした。
一気に結論を見極めるために、HKSのV-Proを車両ハーネスに割り込ませてエンジンをコントロールしてみることにしました。
ハーネス接続後、クランキングしてみるとエンジン回転が入力されません。どうやらR32以降のスカイラインとはクランク角センサーの特性も違うようです。
クランク角センサーをR32用を取り付けしてエンジン始動・・・・
やっとかかりました。スロットルポジションセンサーがリニア特性ではなかったため、こちらもR32用を流用しました。
お客様に連絡してV-Proでのエンジンコントロールであれば修理が出来ますとお伝えして作業を進めていきます。
とりあえず割り込ませしてあったセンサーやECUのハーネスをつなぎ変えていきます。
純正ECUを完全に撤去しようとしましたが、V-Proではどうやってもタコメーターが作動させる事が出来なかったのでタコメーターを動かすためだけの純正ECUです。
いざセッティング開始・・・・・
この車両にはまだトラブル箇所がありました。
by sij1999 | 2013-11-08 08:50